これが終わればいよいよアプリケーションの導入ですね。
<iptablesの設定>
低速なモバイル通信とはいえ、インターネットに常時接続するということはそれ相当の危機にさらされることになります。というわけで、まずは最低限の防御策を立てたいと思います。
使用するのはiptables。モジュール自体はすでに導入してあるので、必要なのは設定だけです。以前検討した内容がそのまま使えるので、細かいことは以前の記事を参照していただくことにして、ここでは設定だけ。
作成するファイルは /etc/rc.d/init.d/firewall です。
内容は別ウィンドウで → /etc/rc.d/init.d/firewall
そのまま使えるファイルも置いておきます → firewall
そしたら実行権限を付け、runlevel5からリンクを張ります。(ついでに実行もしておきましょう)
chmod a+x /etc/rc.d/init.d/firewall
cd /etc/rc.d/rc5.d
ln -s ../init.d/firewall S80firewall
/etc/rc.d/rc5.d/S80firewall start
cd /etc/rc.d/rc5.d
ln -s ../init.d/firewall S80firewall
/etc/rc.d/rc5.d/S80firewall start
<機器認証ツールの導入とダイアルアップの設定>
bitWarpの機器認証ツールである authdrv を入手します。これはシャープの公式ホームページ上でダウンロード可能です。
宝箱Pro SLシリーズ関連 ソースコードダウンロード
http://developer.ezaurus.com/sl_j/source/source_dl_c860.htm
ダウンロードするのはルートファイルシステムのTarball(rootfs-slc860-20031107.tar.bz2)です。860用と書いてありますが、860以外の方でもこれをダウンロードしてください。
860の方はすぐに次に進んでいいのですが、それ以外の機種をお使いの方はちょっとした工夫が必要になります。以前の記事など参考にしてみてください。
中からauthdrvを見つけたらそれを取りだし、/usr/sbinにコピーします。コピーしたあとに実行権限を付けるのもお忘れなく。そしたらXFCEのメニューから『その他→PPP Modem』と選んでいただき、出てきたウィンドウに以下の設定値を入力してApplyを押します。
Accountタブ
Name:bitWarp
Username:ソネットのユーザ名
Password:ソネットのパスワード
Phone:0570570100##64
Modemタブ
Device:/dev/ttyS3
Init string:AT&F&C1&D2&K3&S0E0#A1
Name:bitWarp
Username:ソネットのユーザ名
Password:ソネットのパスワード
Phone:0570570100##64
Modemタブ
Device:/dev/ttyS3
Init string:AT&F&C1&D2&K3&S0E0#A1
<bitWarp快適化モジュールの導入>
bitWarpを快適に使用するために、以前作成したbitWarp快適化モジュールを導入します。作成した経緯や機能については以前の記事(その1、その2、その3)をご覧頂くとして、ここでは導入に必要な情報だけ書いていきます。
まずはLEDを制御するモジュールを以下のサイトからダウンロードします。
Zaurus Archives:c700ctl
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Bay/1180/ledctl.html
またそれ以外のファイルもダウンロードします。
/usr/local/sbin 配下のモジュール:bwhelper.tar
/etc/apm/scripts.d 配下のモジュール:apm-sh.tar
では配置作業。
まずはLED制御モジュールを /usr/local/bin にコピーます。
zunzip /mnt/sd/ledctl.gz
cp -p /mnt/sd/ledctl /usr/local/bin
cp -p /mnt/sd/ledctl /usr/local/bin
続いてbitWarp快適化モジュールを /usr/local/sbin に導入します。sbinディレクトリは前の手順でlibrestore.shを導入していない場合は存在しないので、事前に作成してください。
cd /usr/local/sbin
tar xvf /mnt/sd/bwhelper.tar
ln -s bitwarp-killer pppb
tar xvf /mnt/sd/bwhelper.tar
ln -s bitwarp-killer pppb
bitWarpのカードがVN-201でない方はここでbitwarp-keeperを修正しておいてください。
最後にAPM制御関連のシェルを導入します。
cd /etc/apm/scripts.d
tar xvf /mnt/sd/apm-sh.tar
cd /etc/apm/resume.d
ln -s ../scripts.d/bitwarp 900bitwarp
tar xvf /mnt/sd/apm-sh.tar
cd /etc/apm/resume.d
ln -s ../scripts.d/bitwarp 900bitwarp
<まとめ>
これで通信環境が整ったはずです。試しに接続してみましょう。
/usr/local/sbin/bppp
最初の1回は接続に失敗しますが、これは機器認証のためです。無事に接続すると以下のようなメッセージが出力されます。
Script /etc/ppp/ip-up started (pid xxxx)
Script /etc/ppp/ip-up finished (pid xxxx), status = 0x0
Script /etc/ppp/ip-up finished (pid xxxx), status = 0x0
いちいちパス付きで打つのも面倒なので、/usr/local/sbinにパスを切ることをお勧めします。あとはbitwarp-switcherをランチャーにでも登録すればクリック1つで接続/切断の出来る環境のできあがりです。
1つだけ既知の問題。
bitwarp-switcherをランチャー登録する使い方をすると、X終了時に通信が切れてしまうという問題があります。プロセスがばっさり落とされてしまうためかLEDの点灯だけ残ってしまうというおまけ付きです。(汗)
解決方法は検討中ですが、とりあえず、
・Terminal等から起動する
・そんなもんだと諦める
ってな対応をお願いいたします。